ホンマかいな?お気楽グルメ健康法

巷にあふれている健康法って、それホンマかいな? ためしてカンタン、ナットク、 ガッテンする健康法を紹介します

脳梗塞の予防と再発防止に誰でもできる発症確率チェックと食べていい食品は?

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怖ろしい脳梗塞を発症する確率を予測する「計算モデル」

 

 高円寺の隠れ家イタリアンの名店「トラットリア・ボッカ・ルーポ」の・・・

真鯛のアクアパッツァ

 

美味しくて健康にもいいなら一石二鳥、三鳥にもなりそうですが、

 

じつは、この料理の中に「脳梗塞の予防」に効果のある食材が

いくつも入っているって、知ってましたか?

 

厚生労働省発表によると、平成26年の死因別死亡総数のうち、

脳血管疾患は11万4,207人で全体の約1割。

 

全死因のうち、上から4番目という結果になっています。

 

しかも、このうち脳梗塞は6万6,058人。

 

脳血管疾患で死亡した人の約6割の人が、

脳梗塞が原因で亡くなっているという怖ろしい結果なんですね。

 

ちなみに、

脳血管疾患で亡くなった方の数を性別で比較すると、

男性は5万4,995人で男性死因の第4位

 

また、女性は5万9,212人で、女性死因の第3位という結果でした。

 

では、自分自身が脳梗塞を発症する危険性が、

いったいどれくらいあるか、ご存じでしょうか?

 

じつは、脳梗塞心筋梗塞を発症する確率を予測してくれる、

「計算モデル」がネット上に公開されました。

 

その「計算モデル」とは・・・?

 

 

 

脳梗塞の発症リスクをチェックできるサイトとは?

  

これは、国立がん研究センターなどの研究チームが、

開発し、ネット上に公開した「計算モデル」で、

 

健診データをもとに、40代~60代の人が今後10年間の脳梗塞や、

心筋梗塞脳卒中脳梗塞脳出血)を発症するリスクを予測するというもの。

 

研究チームは、茨城や新潟など5県の1万5000人の住民を対象に

健診結果や生活習慣を調べ、

 

さらにその後を平均16年間にわたって追跡し、

脳梗塞を起こした人と、心筋梗塞を起こした人のデータを分析。

予測に必要、かつ有用な項目を選び出したということです。

 

では、どうすれば脳梗塞の発症リスクをチェックできるかというと・・・

 

研究チームのサイトにアクセスして、

http://fujita-hu.ac.jp/~deppub/risk.html

必要な健診データを入力するだけ。

 

これだけで、誰でもカンタンに自分の発症リスクをチェックできるんですね。

 

脳梗塞の予測に必要なデータとしては、

1・性別、

2・年齢、

3・喫煙の有無、

4・降圧剤使用の有無、

5・収縮期血圧(上の血圧)、

6・糖尿病の治療の有無、

7・血中のHDL(善玉)コレステロール

以上の7項目。

 

 

ちなみに、わたし自身もトライしてみたところ、

 

今後10年間に

脳梗塞を発症する確率、 6.0 %

心筋梗塞を発症する確率、 3.6 %

脳卒中を発症する確率、 7.1 %

という結果になりました。

 

ちょっとだけ安心しましたが、

でも、確率はゼロではありません。

 

では、その怖ろしい「脳梗塞」とは、

いったい、どんな病気なのでしょう?

 

 

 脳梗塞が起こってしまう原因は大きく分けてふたつ

 

厚労省のデータでもお分かりのように、

日本人の死亡原因の第4位が脳の血管の病気です。

 

そして、そのうちの多くが「脳梗塞」で、いったん発病すると、

たとえ命が助かったとしても、麻痺などの後遺症が残る怖ろしい病気です。

 

脳梗塞とは文字どおり、脳に梗塞が起きる病気で、

ある部分で血液の流れが止まってしまい、

必要な血液が供給されない場所の細胞が死んでしまいます。

 

脳の細胞はほとんど再生しませんので、

脳梗塞で失われた機能は取り戻せません。

 

ですから命が助かっても、後遺症が残ってしまうのです。

 

ここが怖ろしいところです。

では、脳梗塞が起こってしまう原因は、何でしょうか?

 

原因は、大きく分けて二つあります。

 

一つは脳の血管そのものに起こる動脈硬化(血栓症)。

 

脳の動脈硬化が進んで血管が狭くなり、血液の流れが悪くなると、

ちょっとした血圧の変化をきっかけに、血の塊(血栓)ができて、

血液の流れを塞いでしまうのです。

 

もう一つは、脳でなく心臓の働きに起因するもの。

 

代表的な不整脈である心房細動の結果、

心臓の中にできた小さな塞栓が血液の流れに乗って脳の血管に運ばれ

そこで血流を塞いでしまう「脳塞栓症」というものです。

 

脳梗塞の発作が起きると、手足のしびれや麻痺、

ろれつが回らないといった症状が現れ、時間とともにひどくなっていきます。

 

これらの症状が突然現れたら、躊躇せずに救急車を呼ぶこと。

これが、なにより大切です。

 

 

では、脳梗塞を予防するには、どうしたらいいでしょう?

  

脳梗塞を予防し血液サラサラにいい食べ物とは?

 

 脳梗塞の原因は、脳の血管の中で血栓や塞栓が

血流を止めてしまうこと。

 

ここが重要なポイントなんですね。

 

したがって、脳梗塞を予防するには、

血栓ができにくいように、血液を固まりにくくしておくこと。

 

これがもっとも有効な予防につながります。

いわゆる「血液サラサラ」の状態が良いわけですね。

 

そこで、血液サラサラを保つために、

どんな食べ物がいいのかというと・・・

 

■抗酸化成分を多く含む食品

動脈硬化を促進させる原因の1つとされる活性酸素

その発生を抑える「抗酸化成分」を含む食品を積極的に取り入れること。

 

高い抗酸化作用を持つビタミンC・E・カロチンを含む緑黄色野菜や、

ポリフェノールを含む緑茶・トマト・ココア・大豆類などがおススメ。

 

■青魚

サバ・アジ・イワシなどの青魚にはDHAEPAが豊富。

DHAEPAコレステロール中性脂肪を減らし、動脈硬化を予防してくれます。

厚生労働省ではDHAEPAを合わせて1日に1g摂取することを推奨しています。

 

食物繊維

食物繊維は、血中コレステロール値の上昇を抑制する働きがあります。

また腸内環境を整え、血液の状態を改善する作用もあるので、

脳梗塞の予防には非常に効果的。

 

食品としては、豆類・海藻類・根菜類・キノコ類など。

 

こうした食品を意識的に食べる習慣をつけることが大切です。

 

 

脳梗塞の予防に効果のある食材いろいろ

 

 このほか、脳梗塞の予防には、血中コレステロールを低下させ、

血流をよくする栄養成分を有効に取り入れることがポイントになります。

 

その代表的な栄養成分として、

タウリン」や「オレイン酸などが知られています。

 

タウリン」は、魚介類に多く含まれる遊離アミノ酸の一種で、

血中コレステロール値や血圧を下げる働きがあります。

 

多く含まれている食材としては、

イカ(特にスルメイカ)、カニ、タコ、カキ、アサリ、ホタテ貝など。

 

また「オレイン酸」は、不飽和脂肪酸のオメガ9系の脂質で酸化しにくく、

血中のLDL(悪玉コレステロール)を低下させ、

一方でHDL(善玉コレステロール)を低下させない働きを持っています。

 

多く含まれている食材としては、オリーブ油、ごま油、菜種油など。

 

ということは・・・

 

最初に、冒頭でご紹介した「真鯛のアクアパッツァ」には、

ムール貝にハマグリ、アサリなどの魚介類に、

二色のオリーブとトマトなどが使われていて、

 

脳梗塞の予防に効果のある食材がたっぷり入っていたわけです。

 

 

ところで、脳梗塞の予防に大切なポイントがもうひとつ。

 

それが、何かといいますと・・・

 

 

脳梗塞の予防や再発防止に、水分補給がポイント

 

 これからの夏場に向かって、

脳梗塞の予防や再発防止に、水分補給がとても重要です。

 

なぜなら、脱水症状になると血液の流れが悪くなり、

血液の粘度が増して血管が詰まりやすくなってしまうからです。

 

人間の身体は、約60~70%が水分だということは、ご存知でしょう。

 

健康な状態を保つためには、汗や尿で排出される水分量と、

外部から補給する水分量のバランスを適切に保つ必要があります。

 

体内の水分が不足すると脳梗塞などのリスクが高まるほか、

熱中症心筋梗塞・低血圧症状・免疫不良などの症状を引き起こしてしまいます。

 

ただし、水はただ「飲めばいい」というものではありません。

脳梗塞を予防するための水分補給で、注意点としては・・・

 

1・水分補給を早め早めにすること。

 

とくに汗をかいていなくても、こまめに行うことです。

水分を摂取しても、身体全体に行き渡るまでには、

15~20分程度の時間がかかります。

 

水を飲んですぐに血流が改善するワケではないので、

こまめに補給しておくことが重要なのです。

 

2・自分にとって適切な摂取量にすること。

 

人間は、1日に1.5~2リットルの水分が必要だといわれますが、

これらの量をすべて水で摂る必要はありません。

 

食事・食品に含まれている水分からも摂取できますから、

多量の水を摂取しなくても体内の水分出納は保たれています。

量としてはコップ1杯程度でOK。

 

逆に水を過剰摂取すると「水中毒」になる恐れもあるので、要注意です。

 

3・摂取するドリンクに注意すること。

 

効率よく身体に水分を補給するためには、水そのものを摂取すること。

コーヒーやビールなどでも補給はできますが、

これらに含まれるカフェイン・アルコールには利尿作用があって、

飲んだ量以上に尿として排出されてしまうこともあります。

 

また、スポーツや外出などで汗をかきやすいときは、

水よりもスポーツドリンクの方がベター。

 

吸収がスピーディーであることと、

汗と共に排出された塩分・ミネラルの補給もできるからです。

 

ただし、スポーツドリンクは糖分を多く含むものもあるので、

飲み過ぎには注意がカンジンです。

 

4・夏場はとくに気をつけること。

 

夏場は汗をかくので、知らず知らずに体内の水分が不足し、

脱水症状が起こりやすくなります。

 

これによって血液の粘性も高くなり詰まりやすくなるので、

 

なるべく、こまめな水分補給が必要なんですね。

 

 

怖ろしい脳梗塞から逃れる5つの方法とは?

 

 では、脳梗塞の予防と再発防止のまとめです。

 

厚生労働省発表によると、

死因別死亡総数のうち、脳血管疾患は11万4,207人で、

なんと、全体の約1割。

 

全死因のうち、上から4番目!

しかも、このうち脳梗塞は6万6,058人に達しています。

 

1・カンタンに脳梗塞の発症リスクをチェックできる方法は・・・

 

国立がん研究センターなどの研究チームのサイトにアクセスして、

循環器疾患リスクチェック

ここに必要な健診データを入力するだけ。

 

これだけで、誰でもカンタンに自分の発症リスクをチェックできます。

 

脳梗塞」は、いったん発病すると、たとえ命が助かったとしても、

麻痺などの後遺症が残る怖ろしい病気。

 

原因は、大きく分けて二つあって、

一つは脳の血管そのものに起こる動脈硬化(血栓症)。

 

もう一つは、脳でなく心臓の働きに起因するもので、

心臓にできた小さな塞栓が血液の流れで脳の血管に運ばれ、

血流を塞いでしまう「脳塞栓症」です。

 

脳梗塞を予防する方法としては、

血栓ができにくいように、血液を固まりにくくしておくこと。

 

いわゆる「血液サラサラ」の状態がベストで、

食品としては、

■抗酸化成分を多く含む食品

■青魚

食物繊維

こうしたものを意識的に食べる習慣をつけることが大切です。

 

・具体的には、海藻類・根菜類・キノコ類、

サバ・アジ・イワシなどの青魚、

ポリフェノールを含む緑茶・トマト・ココア・大豆類などがおススメ。

 

4・そのほかタウリン」や「オレイン酸などを多く含む食材として、

イカ(特にスルメイカ)、カニ、タコ、カキ、アサリ、ホタテ貝、

オリーブ油、ごま油、菜種油など。

 

ところで、大切なポイントがもうひとつ。

 

5・脳梗塞の予防や再発防止に、水分補給が重要です。

 

1・水分補給を早め早めにすること。

2・自分にとって適切な摂取量にすること。

3・摂取するドリンクに注意すること。

4・夏場はとくに気をつけること。

夏場は汗をかくので、知らず知らずに体内の水分が不足し、

脱水症状が起こりやすくなります。

 

これによって血液の粘性も高くなり詰まりやすくなるので、

なるべく、こまめな水分補給が必要。

 

身近に水のペットボトルなどを置いておくといった

ちょっとした気遣いで脳梗塞の危険から逃れることができるのです。

 

 

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